2022年4月23日土曜日

2022年度学びの21世紀塾土曜日講座開講

 2022年度の学びの21世紀塾土曜日講座が開講しました。

今年度も高田中学校で国語の発展クラスを担当いたします。

入試問題を多く収録した塾専用教材を使用して、読解力、記述力を養成していければと考えております。


約10年間も講師をしていると、若手の講師の先生から「先生の授業を中央公民館で受けてました」と言われたりします。当塾のOB・OGも講師をしていたりします。


今年度は開催回数がコロナで減らないことを願っています。

2022年4月15日金曜日

ゴールデンウィークの臨時休校と開講時間変更のご案内

 ゴールデンウィーク期間中の予定についてご案内いたします。


臨時休校

4月29日(金・祝)、30日(土)、5月3日(火)は臨時休校とさせていただきます。

金曜日・土曜日は4月に5回、火曜日は5月に5回あるため、振替はありません。


開講時間変更

5月4日(水)・5日(木)は、10時~11時50分、13時~14時50分のみ開講とさせていただきます。

11時50分~13時も学習可能ですが、完全自習となります。

昼食をとる場合は、黙食の徹底をお願い致します。

自習室で高校3年生の模試を実施するため、教室でのみ受講可能で、席数が限られているため、普段 水曜に通われている生徒さんは水曜の2つの時間帯から、木曜に通われている生徒さんは木曜の2つの時間帯から都合の良いほうを、学びエイドポートのメッセージなどでご案内しております予約サイトからご予約をお願い致します。


以上、よろしくお願い致します。


2022年4月1日金曜日

豊後高田市 高田高校生向け公営塾公募開始に対するコメント

豊後高田市の高田高校生向けの 公営塾「高校生のための学びの21世紀塾」の管理運営業務公募型プロポーザルが始まりました。

高田高校の課題に一番必死になって10年間も取り組んでいる当塾の見解を、誰からも聞かれていませんが、述べてみたいと思います。


募集の仕様書を拝見すると

「目標は次のとおりとする。

 ①現3年生の難関大学合格者の増加

 ②現3年生の中堅大学合格者の増加

 ③現2年生の難関大学合格者が今年度の合格者よりさらに増加、現1年生の難関大学合格者が二桁の人数になるよう、先を見据えた事業実施」

とありました。


「難関大学」「中堅大学」がどのあたりの大学を指すのかが気になりますが、特に①②は、相当ハードル高そうです。

一般的には、難関大学とは、九州大学以上で、中堅大学とは、熊本大学などのことをいうと思います。大分大学などは地方国立大、北九州市立大などは地方公立大と呼ばれることが多いと思います。

実際に目標を達成できるのか、はなはだ疑問です。

高校受験は1年で間に合うこともありますが(というより定員割れしていれば不合格になるほうが難しい)、大学受験は、遅くとも高1から準備していかないと間に合わないことが多いからです。

そもそも難関大学・学部学科受験は基本的に中学受験経験者との競争なので、中学受験未経験で、中学のときも英語塾・数学塾などの単科塾にしか行っていなかったりして「基礎学力」が確立できておらず、定員割れの気楽な公立高校入試しか経験していない生徒さんにとって、平均倍率2倍以上の国公立大学入試は、受験が近づくまで想像がつかないため、国公立大学のほとんど全てが「難関大学」です。生徒さんにとって初めての本格的な受験による精神的なプレッシャーは並大抵ではないと思います。

また、資格取得が可能な学部・学科は、高倍率で難関です。大学名だけで判断してはいけません!医学科以外にも募集人数が少ないこともあって難しい学科は少なくありません。このことを知らない方がけっこうたくさんいらっしゃいます。

学習進度が遅い進路多様校の場合、大半の生徒さんは塾通いしないと国公立大学に合格するのは困難ですので、豊後高田市の学習環境が向上することは間違いないでしょう!

公設民営塾ができた場合、高校の先生方はどう思われるのか少し気になります。

難関大学・学部・学科でなくとも、国公立大学現役合格は、その年の倍率や、ご本人の体調、メンタルなども大いに関係するので、本当に大変なのです。受験対策の必要性を多くの生徒さんが無料の公営塾を通して早めに知ってもらえるとすれば、それはとてもいいことだと思います。

また、高田高校で学習に励む生徒さんが増え、高田高校の進路実績が上がれば、中津南に行っても上位2割に入れないのだったら、高田高校に行こうという生徒さんも増えるかもしれません。

同時に、高田高校に優秀な生徒さんが増えるということは、今まで以上に、国公立大学推薦入試の事実上の校内選考が激化することにつながります。

今までは、ちょっと勉強するだけでも校内上位に入れていたのが、相当勉強しないと校内上位に入れなくなるかもしれません。高田高校で上位に入るためには、中学の段階から私立特進に合格できる力をつけておかないといけなくなり、学校の課題と公営塾の課題をやっているだけでは、みんなと同じで差をつけられないので、中学のときから、当塾のような私塾を利用したほうがよい生徒さんが増えたりするかもしれません。


とはいうものの、当塾にとっては、開塾以来初めてのピンチになるかもしれません。

ただ、当塾には高田高生以外にも、宇佐高生、中津南高生、杵築高生も来てくれていますので、高田高生のみ来られている塾に比べれば影響は大きくないでしょう。

他の高校では、どのような課題が出されているのか、模試の平均点がどれくらいなのかを友達から聞いて知ったりするのも、受験に対する意識を高めるためには必要と思います。


中学のときにしっかり学習をしていなかった生徒さんが、高校に入って急激に伸びるということは滅多にありません。高校に入っても、部活を優先していると(以下 自粛)

高田高校に進学予定の新中1・2の生徒さんの保護者の皆様におかれましては、高校での塾代を抑えられるのであれば、その分を中学の間の塾代に回され、定期テストで9割は得点できるようにされておくと、国公立大学現役合格の確率は上がります。中学の段階で5教科に苦手科目が1つでもあると、特に理系の国公立大学現役合格の確率は下がります。

当塾に通ってくださる生徒さんをさらに徹底的に鍛え上げるとともに、高校生向けの公営塾の運営を担当される東京に本社のある会社さんが何をされるかなども踏まえて、意識の高い高田高生に当塾も併用してもらえるように、さらにブラッシュアップしていきたいと思います!

当塾のほうが、公営塾よりも少人数であることは間違いありません(^^;少人数であるということは、質問がしやすいことでもあります。

先日の大分合同新聞の「令明開花」の取材をしてくださった記者さんにもお話させてもらいましたが、結構都会の生徒さんは、教科ごとに塾を使い分けたり併用しています。選択肢が増えることはいいことです。

大学受験指導は、高校受験指導に比べ、生徒さんによって受験校は異なり、過去問に限らず、必要な教材の量が膨大になるため、環境を整えるだけでも、結構大変ですが、引き続き、豊後高田をはじめ国東半島・宇佐地域の学習環境の向上に努めたいと思います。


それにしても豊後高田市も国東市も高校生向けの公営塾を作られますが、宇佐、高田、国東と定員割れが続く大分県北の公立高校再編の動きが加速しているのでしょうか。

高田高校がなくなることは当塾にとても困ることなので、公営塾と共存できたらと思っています。